今、大きく進む、「独り好き」を商機に取り込む

「独りが好き」志向は、日本人の78%に!

博報堂生活総合研究所が2023年に行った20歳から69歳を対象とした調査によると、「みんな」よりも「ひとり」を好む日本人が、78%に達したとのことです。

なぜ、日本人は、今、独りを好みだしたのか?

この傾向の背景にはインターネットや、SNSが生活に入り込む環境の中で、常時、他者とのつながりや他者の発信する情報をあびることに疲れたヒトが、多くなっていることがあると、同研究所は分析しています。

ネットにおける接触過剰のバランスを私生活でとるため、リアルな場では、ヒトと過ごすよりも、ひとりで過ごしたいと、多くの現代人が考えるようになったわけです。

もちろん、これまでの日本でも、多くの方が、ひとり時間を大切にしたいという志向を持っていました。

ひとりで読書する書斎、ひとりで楽しめる趣味の空間。これらは、大人のたしなみとして、多くの成熟した大人のあこがれでもありました。

しかし、今の日本では、このような成熟した大人が好んでいた「おひとり傾向」を、Z世代の若者も含めて持ち出している、ということに、特徴があります。

日本社会の成熟化、若者の精神年齢の高まりにも、原因があるのかもしれません。

「ひとり焼肉」や「ひとりカラオケ」 まだまだ少ない「おひとり様」ビジネス

この傾向に対し、ビジネスの世界では、まだ、ひとり好きを満たすソリューションは、充分ではありません。

飲食業界では、ひとりで座れるカウンター席の店が増え、「ひとり焼肉店」が出現し、「ひとりカラオケ」店も出始めています。しかし、顧客数が売り上げと直結する業態では、思い切った「おひとり様」ビジネスに舵を切ることを、まだ多くの経営者が躊躇しているのではないでしょうか。

ビジネスのアイデアとして、このおひとり様傾向を先取りすることは、大きなポテンシャルがあると思われます。

オフィスでも好まれる、「ひとり用ブース」の導入

住宅ビジネスの世界では、家族で過ごすマンションに、ひとりになれる「離れ」の小部屋を併設するプランに人気が高まり、一方、フォーワードがお創りするオフィスでも、オフィスで、ひとりで集中するためのブースなどのファニチャーが、人気になっています。

フリーアドレス型のオフィスでは、数人で話しながら会議や休憩ができるコミニュケーションスペースとともに、ひとりでじっくり考えたり、ひとりで企画や制作作業に集中するためのひとり用のブースなどのスペースを創ってゆくことに、企業の人気が集まっています。

おひとり好きの傾向を会社の仕事の生産性向上に結び付ける施策も、企業としては、大切なのではないでしょうか?

このようなオフィスにご興味がある方は、お気軽にフォーワードにお声がけください。

以上、ご参考になれば幸いです。

続く

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