ヒトのココロと幸福感
ストレスの多い現代社会。その中で、企業は、社員のココロを健康に保ち、仕事にチカラを発揮することができるように社員の福利を考えていかなくてはなりません。
仮に、ある社員に、ココロの障害が発生すると、当該社員の積極性が、会社が気付かないうちに損なわれます。社員がココロを健全な状態に保つことは、企業にとって非常に重要なことなのです。
ヒトのココロが健全な状態を保つための重要なポイントは、そのヒトが「幸福感」を感じられることです。
日常生活や仕事・家庭の生活で、幸福感を感じること。
このような状態にある人は、ココロが健康な証です。
中高年の運動量と、幸福感の関係
しかし、ヒトの「幸福感」というものは、外からは見えないものですから、企業としては、社員の幸福感を管理するわけにもいきません。
但し、幸福感は、全く外の世界と無関係であるわけでもないのです。
この幸福感にとって、非常に大切な要素が「運動習慣」であることが、近年の医学で判明しています。
スポーツ庁の調査結果によると、若者よりも中高年で、幸福感と運動習慣の関係が深いとのこと。
中高年層の場合、運動頻度が週1日未満で1日30分未満のヒトが、自分が幸福と感じる割合が12.9%であるのに対し、運動頻度が週3日以上で1日1時間以上のヒトが、自分が幸福と感じる割合が48.4%であるとのデーターがスポーツ庁によって発表されています。
若者は、健康は当たり前のものだと把握する傾向があります。一方、中高年は、健康であることが幸福であると感じる人の割合が多いようです。
その結果、中高年の場合、幸福の実感に与える健康の要素が非常に高いのでしょう。
そのため、定期的に運動量を確保している運動習慣があるヒトが、自分は健康であると自覚する割合が高くなり、その健康の実感が幸福感に繋がっているのでないかと、スポーツ庁は分析しています。
会社が社員に運動習慣をサポートする施策を実施することは可能です。そして、それが社員の幸福感の向上に繋がれば、結果的に、社員のカラダの健康はもちろん、ココロの健康の維持にもつながり、生産性を向上させることができるのではないでしょうか。
ポイントは、「まとめて運動」から、「こまめに運動」
中高年の運動は、週末のゴルフに代表されるように、「まとめて運動」が一般的でした。
しかし、スポーツ庁の調査は、このような「まとめて運動」よりも、運動習慣、すなわち、「こまめに運動」が、幸福感の向上に役立つとしています。
週に一度、ゴルフや球技などのスポーツを行うと、中高年は、特にカラダに無理を強いることになり、怪我をしたりするリスクが高まります。そのようなことよりも、わかりやすく言えば、「毎日1時間のウオーキング」を習慣化することのほうが、効果的でリスクが少ないのだそうです。
会社の施策でいえば、会社で社員が多く参加できるダンスなどのレッスンなどのイベントをこまめに行うなどが考えられます。フォーワードでは、健康経営を支援する企業向けサービスのご提供を行っております。
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