詐欺にあうヒトと、あわずに済むヒト

怪しい話が、身の回りに近寄ってくる時代になりました

新型コロナ禍がはじまってから、フィッシング詐欺が激増しています。私たちの身の回りには、怪しい話や、怪しいヒトが近寄ってくるリスクが高まっています。

そんな時代に、詐欺にあってしまう確率の高い層と、詐欺にあう確率が低い層が存在しています。

今日のコラムは、そんなデーターを基本にして、どのような人が詐欺にあってしまいやすいのか?
あわずに済む人は、どんな心構えや対策をしているのか、を考えてみたいと思います。

詐欺に最もあっている層、意外にも詐欺にあわずに済んでいる層

警察行政が公開しているデーターによりますと、詐欺に最もあっている層は、予想通り、高齢者層です。

オレオレ詐欺という言葉ができて、既に久しいですが、これらの怪しい人たちが狙うのが、高齢者であることからみれば、高齢者が最も詐欺被害にあっているというのは、誰もがうなずけると思います。

では、一方で、詐欺に最もあわずに済んでいる層というのは、どのような層だと思いますか?

残念ながら、こちらは、公式データーが存在していません。ですが、詐欺被害から国民を守る、あるNPO団体の幹部の方によりますと、意外にも、資産が10億円を超える資産家(アメリカでは、10億円=約1000万ドルの資産家を、リッチ層と名付けていますので、以下、この呼称を使います)は、ほとんど詐欺の被害の告訴がないそうです。

詐欺師の連中は、効率性ということから考えても、このようなリッチ層を狙うのがよいはずで、おそらくは、このリッチ層に詐欺集団の攻撃は多いはずだと思いますので、この層は、その攻撃から最も効果的に、自分の資産を守れている人達であるということが推測できます。

つまり、高齢者であっても、リッチ層に属しているヒトは、詐欺から身を護れているということでしょう。

ここから、詐欺被害から国民を守る、あるNPO団体の幹部の方から、以下のようなことを著者は教えていただきました。

詐欺にあわずに済むヒトの、2つの発想法

詐欺にあいやすい高齢者は、何故、詐欺にあってしまうのでしょうか?

  1. 自分だけは大丈夫という意識が強い
  2. 周囲に相談をするに値するヒトが少ない

高齢者の中には、世間でオレオレ詐欺が横行し、子供たちや親族が注意を促しても、自分だけは大丈夫、という思い込みが強いヒトが、比較的多いそうです。

そして、周囲に、専門的な知識を有する相談ができる相手がおらず、詐欺にあっても、相談をせずに、自分だけで行動をしてしまうことが多いのが特徴だとのことです。

一方、年齢に関係なく、リッチ層に属する方は、この2点の要素が対局にあります。

  1. 自分には資産があるため、ヒトに騙されるのではないかと警戒する意識が強い
  2. 周囲を相談できる専門家で固めている

このあたりから、詐欺から自分を護る方法がみえてきそうです。

よく知らないヒトや、売り込んでくる業者、ネットでサ-チした業者とは取引をしない

リッチ層の資産家は、自分が資産を持っていることを自覚しており、絶えず、その資産を狙っている悪いヒトの脅威にさらされていることを自覚しています。

そのため、無闇に、知り合ったばかりの業者や知人に、胸襟を開きません。

今の高齢者は、日本が比較的、治安がよく、平均的な中間層で構成されていた時代を生きてきたため、他人に対する警戒心が弱い傾向があり、そのため、現代の、リスクが高まった日本の現況に意識がついていけていません。

一方で、リッチ層の特徴は、人付き合いに対して、絶えず警戒心を抱いて、交遊する人を選別している点が特徴です。

売り込んでくる業者などについても、よく知らない業者とは、取引をせず、長年取引をしてきた業者としか取引をしません。

例えば、ネットでサーチしたばかりの業者と安易に取引をする方は、仮にその業者が悪質な業者でなかったとしても、その業者の社内の情報セキュリティが甘く、社員から個人情報が流出したり、その業者が情報を販売してしまったりすることがないとはいえません。

ネットサーフィンで探した、よく知らない業者と安易に取引をするような行為は、高齢者の場合と同様、「自分だけは大丈夫」と思い込んでいるための行動といえるのではないでしょうか。

相談できる専門家を持つ

リッチ層は、資産を護るため、銀行や信託銀行などの金融機関・税理士・弁護士・長年の取引をする信頼できる不動産業者など、専門的な知識と冷静な判断力・実務経験に長けた専門家で、周囲を固めています。

何か、自分でおかしいと思った場合、すぐに自己判断をせずに、専門家に相談をすることができる体制を整えています。

このような体制は、騙しにくる人から防御するのに非常に役立ちます。

勿論、専門家の資格を持っていれば誰でもいいわけではありません。

冷静な判断力と、豊かな経験を持ち、ヒトとして信頼できる専門家を周囲に持つことが、そのコストを大きく上回る損失を防ぐのに、非常に効果的です。

以上、生活や仕事を進めるうえでの参考にしてみてください。

続く

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